かのアインシュタインは言ったそうです。
「同じことを繰り返しながら、違う結果を求める。これが狂気だ」
同じことをやれば、同じ結果が出る。一度やってみてダメだったことは繰り返さず、どこが悪かったのかを考えて試行錯誤すべき、という意味です。
なんでこんなことを言ったかというと、時々患者さんからこんな話を聞くからです。
「◯◯の治療に、週3回、1ヶ月通ったけど、何の変化もなかった。でも、根気よく通って下さいと言われた」
…よく我慢されたと思います。
適切な治療なら一回目、遅くとも三回目までには、何らかの効果が出るものです。三回やっても全く効果が見られない場合は、その治療を続けても治る可能性はきわめて低い。
言いにくい話ですが、漫然と同じ治療をしながら、自然に治るのを待っているだけ(時間がたてば、勝手に治る症状もあるから)の治療院もあります。だから、三回通ってダメなら見切りをつけて、新しい治療院を探すのが、正しい方法。
長く通い続けて欲しいというのは、治療院の営業上の問題。患者がそれに付き合う必要はないのです。