少し前に「マッサージでダイエットできるか?」という一般公募実験をしまして、何人かの勇者が名乗りを上げてくださいました。
生活は何も変えないという条件で、週一回、三回マッサージする実験の結果は、増えたり減ったり。個人差があって、効果があるとはいえませんでした(筋膜リリ-スを毎日10分、6ヶ月で10キロ痩せた、という報告があるので、回数が少なかったのかも。しかし半年間、毎日施術は無理!)。
しかしその中でお一人、面白い体験をした方がいらっしゃいました。
マッサージを受けるたびに、トイレで出るもの(大小とも)の色、匂いが、いつもとぜんぜん違ったというのです。三回ともそうだったというので、偶然ではなさそう。
「毒が出た感じがする!」
というのが、感想でした。
マッサージで、「小」が増えるのはよくあることです。リンパ液の流れが良くなるので、筋肉の間や皮下組織に溜まっていた水分が出てくるのです。また、組織間にあった老廃物が動かされ、一度に排出されるため、尿の色が変わることもあります。
「大」の方は、短時間のマッサージで成分が変わることは考えにくいです。しいて言えば、マッサージにより自律神経が刺激され、腸が活発に動き出したため、普段と状態が変わった可能性がありますね。
構造に働きかけるマッサージは、血液や神経の状態を変え、不要なものの排出を促す可能性があります。
とはいえ、ここまで極端に反応するのは稀なケース。めったに起こることではないので、その点ご了承下さい。